言葉を大切にする理由 聖書から考える
日曜日だから聖書の話をちょこっと
「嘘はついちゃダメ!」
誰しも言われたことはあるでしょう。
聖書の中で、初めて嘘をついたのは蛇だと記されています。(正確にはヘビの中に入った悪魔ですが)
その嘘によってアダムとエバは神から食べること禁じられた果実を食べてしまい、エデンの園から追放されます。
創世記1章で、神は「光あれ」という言葉からこの世界を創造されました。
全ては言葉からはじまりました。
また、マタイ1章には
初めにことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。
と記されています。
言葉は神であると。
ところで、海を割ったことで有名なモーセに対して、神が与えた決まり事である十戒の中の9番目の決まりに
あなたの隣人について、偽りの証言をしてはならない。(申命記5:20)
とある。
神は、人間に対して誰にでも嘘をつかず、誠実であることを求めている。
それは言葉によって全てを創造したから。
そして神ご自身が言葉であるから。
私たち人間も言葉によって考える。
言葉がなかったら何もできないだろう。
人間、一度嘘をついてしまったら、その嘘を何処かに捨てるなんてことは出来ない。
嘘をついたら、嘘をついたことを認めない限り、嘘がバレないための嘘をつき続ける。
実は嘘をつかずに誠実に生きた方が本当は生きやすいと私は思う。
正直者はバカを見る。
よく言われることだが、嘘つきはより嘘のうまい奴に騙されるとも言えるのではないだろうか。
言葉を大切にしていくこと。
きれいごとじゃなくて、それが人間一番生きやすいことを神は示してくれていると私は考えている。