【聖書】 権威を誇示する人、権威を恐れる人、権威をもろともしない人
今日は聖書の話をします。
この話は、先日教会で聞いた説教の私なりの要約です。
聖書箇所は第1サムエル記の17章です。
登場する人物は主に3人。
ストーリー
当時ペリシテとイスラエルは戦争をしていました。
当時の戦争では、両国の最強の戦士を一騎打ちさせるという風習がありました。一騎討ちに勝った側が、その戦争の勝者となりました。
ゴリアテのスペック
そして、ペリシテで1番強い戦士がゴリアテでした。
身長は3メートルあり、体には当時の最高の装備である青銅の鎧に身を包み、青銅の長槍を持っていました。さらに、自分の前に兵士に大きな盾を持たせて、攻守ともに穴がありませんでした。
恐るイスラヘルの兵とサウル王
対して、イスラエルの兵士たちはゴリアテに恐れおののいて、誰もゴリアテの前に立つ者はいませんでした。
その場合は、イスラエルの王であるサウルが国の代表として、一騎討ちに出なければいけませんでしたが、サウルもゴリアテに恐れ、ゴリアテの前に出ることができませんでした。
ゴリアテはイスラエルの兵士たちを馬鹿にし、イスラエルの神(=聖書の神のこと)を罵りました。
そこで登場したのが少年ダビデです。
ダビデのスペック
ここに出てくるダビデとはこの後、イスラエル史上最高の王様ダビデ王のことです。
しかし、ダビデはまだ少年で、兄へのお使いに駆り出されました。
当時は羊飼いをやっており、子供の中では身体能力に優れていたかもしれませんが、普通の大人と喧嘩したら一捻りされていたことでしょう。
それでも、ダビデは自分たちの神を侮辱したゴリアテに怒り、ゴリアテの前に出て行きます。
装備は丸腰で、唯一武器となる投石器をもっていました。
見かねたサウル王は、ダビデに大人用の装具を身に付けさせましたが、重くて身動きが取れず、結局ダビデは丸腰のままゴリアテに挑みます。
戦いの結果
ゴリアテもまさか子供が出てくるとは思っていませんでした。
丸腰の子供ならば装備をしていなくても勝てると高を括っていたことでしょう。
しかし、ダビデが投石した石がゴリアテの眉間に直撃し、一発でゴリアテは死んでしまいました。
3人の男たちの姿
ゴリアテ:権威を誇示する人
サウル:権威に恐る人
ダビデ:権威をもろともしない人
と整理することができると思います。
もちろんダビデの姿がかっこいいです。
最近で言えば、自分の信条を曲げない姿は半沢直樹に通ずるところがあると感じます。
感じたこと
しかし、実際自分はサウルのように権威を恐れ、権威を羨む生き方をしていました。
学歴、資格、会社、人脈、能力、人気、、、
どれも欲しかった。
それらの権威を自分に付けたくてしょうがなかった。
それらの権威を恐れ、羨んだために自分を曲げたことだって何度もあったと振り返って思う。
今更、自分を曲げたってしょうがないのに、権威を追い求めるなんてアホらしいな俺