take it easy!

現役教師でカウンセラー志望の男がゆる〜く語ってます

身につけてしまった安いプライドを捨てるためにやったこと

 

以前あげた記事ですが、うまく画像が表示されていなかったので、改めてアップします。

 

 

「カッコつけるな!!」

 

上司や先生から何度も言われた言葉だった。

カッコつけている自覚はないから言われても意味がわからなかった。

しかし、その言葉を言わなくても周りの人間はそのように僕を見ていたと思う。

高すぎるプライドは僕の人生をハードモードにしていた。

 

今では少しは角が取れたので、自戒の念を込めて今までプライドが高かった自分がどうやってプライドを捨てることができたかを記したいと思う。

 

 

大学生まで

「何でもできる」という万能感を持っていた。

 

何にもできないくせに。

 

自分のプライドが高いなという自覚はあった。

 

でも、大学生まではあまり問題視していなかった。

 

そのせいで自分から離れていった人たちは何人もいたと思うが、あくまで「自分には問題はない」と思っていた。

 

でも、就活という壁にぶち当たった。

 

 1年間の就活

 

全然内定が取れなかった。

 

藁をもすがる気持ちで就活塾へ入会した。

 

そこで模擬面接をやった際に言われたのはあの言葉。

 

「かっこつけるな」

 

そのように怒られてムッとした。

 

しかし、考えてみるとエピソードを盛ったり、得意げに話していた。

 

だからといって、素の自分で挑もうと思ってもできなかった。

 

自分に自信がなかったから。

 

ずっと病気にならなかった自分が本当の自分という意識を持っていて、自分が今の自分に魅力を誰よりも感じていなかった。

 

 

自分の問題にようやく気づいた。

 

ここから安いプライドを捨てる努力が始まる。

 

まず、就活面接のロープレをやった。

 

面接のロープレが大嫌いだった。

 

しかも、相手はその就活塾で先に内定を取った同級生。

 

でも、やらないと内定が取れないから、嫌々やった。

 

次に、エントリーシートと面接で嘘のアピールをやめた。

 

自分には魅力を感じていなかったが、かっこつけるよりはマシだと気づいて、面接で嘘をつくのを減らしていった。

 

すると、ロープレの成果も出て、面接が進むようになった。

 

素の自分に少し自信を持てた。

 

それで1年費やしたが、内定をもらった。

 

でも、まだプライドは残っていた。

 

 太くて短い社会人の1年半

その就活塾の社会人バージョンのスクールに入会して、初めての社員さんとの面談で、頑張ってセットした髪型をバカにされた。

 

「ボウズにすれば?w」

 

ウジウジしていた私に、就活塾の時にめちゃくちゃ厳しかった仲間がボウズにすることを勧めた。

 

そして、2013年2月11日、雪が残る冬の日に1ミリのボウズにした。

 

清水の舞台から飛び降りる思いだった。

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(※犯罪者ではなく私の写真です。プライバシー保護のため目を隠しています。)

 

それほどまでに自分を変えたいと思っていた。

 

スクールに行ったらみんな爆笑で、美味しい思いをさせてもらった。

 

ただ、めっちゃ寒かった。

 

服着てるのに裸で歩いているような寒さだった。

 

 

 その2か月後に入社。

 

しかし、入社しても上司に言われたあの一言。

 

「かっこつけるな」

 

その後、

 

・上司との飲み会に毎回出る

・飲み屋で隣の席のお客さんにマジックを見せる

・営業部のお菓子配給係になる

・上司とクラブへ行く

・大食いというキャラを開拓し、最終的に胃が止まってドクターストップかかるまで大食いをした

 

等々、めちゃくちゃやった。

 

でも、プライドは捨て切れなかったなぁ

 

 2度目の大学時代

最後は、クリスチャンの大学でのこと。

 

全寮制で、隣の部屋に7個下の沖縄出身の1年生がいた。

 

そいつにいきなり名前を呼び捨てされた。

 

生意気だと思ったけど、気持ちよかった。

 

そして、そいつと友達になれた。

 

私は長い間、上下関係で相手を見ていた。

 

でも、そこの大学で対等な友達を初めて作れた。

 

そのことで、プライドが捨てられたと思う。

 

 

 結論

今では、

 

「以前の自分はプライドの塊りで…」

 

と話すと、相手から「嘘だ」と笑われる。

 

謙虚に映るくらいにはなれたみたいだ。

 

本当はまだプライドはあるけども。

 

僕は必死こいてプライドにしがみついていたけれど、捨てた方が楽だった。

 

多くの人は信頼できる友人がいて、そいつには素の自分を見せることができるのだろうけど、私にはそんな友人を作るのが遅かった。

 

だからこそ、こんなに遠回りしてしまった。

 

だから思うのです。

 

やっぱり友達は大事だわ。