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現役教師でカウンセラー志望の男がゆる〜く語ってます

お悩みインターセプト 【9月21日「ジェーン・スー生活は踊る」の放送より】

本日は久しぶりにお悩みインターセプトをしたいと思います。

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(画像は「sakuramanga.net」より)

今回のお悩みは9月21日放送の「ジェーン・スー生活は踊る」より。

 

相談者 

まちだスマイルさん(48歳男性)

 

相談事 

「老い」と向き合い、受け入れるにはどうしたらいいのか悩んでいます。

先日48歳の誕生日を迎えました。世間一般から見れば、おじさんの年齢なのですが、気持ち的、体力的に元気で、どのように素直に老いを受け入れたらいいかわかりません。どのように気持ちの折り合いをつけたらいいかアドバイスをお願いします。

 

回答

 私は個人的に、48歳は平均寿命が伸びたこの社会では中堅の年代で、老いを意識するには早いのではないかと感じます。それでも、まちだスマイルさんが老いを受け入れる必要があると感じているのは、20代の頃よりも体力が劣ってきて、部下や後輩が増えてきたからなのではないかと推察します。

 自分の身の回りに起きている変化に柔軟に対応しようとするまちだスマイルさんの姿勢は素晴らしいと思います。

 

 仏教では諸行無常、この世で変化しないものは何一つないと言います。キリスト教でも有名なニーバーの祈りがあります。

 

神よ、

変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。

変えることのできないものについては、それを受け入れるだけの冷静さを与えたまえ。

そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、識別する知恵を与えたまえ。

 

年を取ること、老いることは誰にでもやってくることであり、変えることのできないものです。

私たちにできるのは、その変化を受け入れること。

 

まちだスマイルさんはその「老い」という変化に、冷静に、「これができなくなったなぁ」と自分に語りかけるように、自分を労ってあげることをするといいと思います。

しかし、「老いて弱くなった自分」と捉える必要はありません。人間は変化に対応するのが得意な生き物であると私は考えています。

 

私の場合、13歳の時に病気を患い、24の時から歩けなくなりました。病気になった当初は、出来なくなったことにばかり目がいき、退化している自分を意識し続けていました。それでも、その病気で変わってしまった体に対応できると、歩けなくても生活ができるんです。助けは必要ですが、私は自分で料理をし、自分で洗濯をし、一人暮らしをすることができています。さらに言えば、病気になる前よりもずっと心穏やかに生活することができています。

 

ですから、まちだスマイルさんは柔軟な心をお持ちなので、無理せず衰えと付き合って行ったらいいと思います。出来ることばかりに価値を置くことなく、まちだスマイルさんの存在にこそ価値があると考えると、変化を楽しめるようになるのではないかと思います。