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現役教師でカウンセラー志望の男がゆる〜く語ってます

お悩みインターセプト 【7/27放送の「ジェーン・スー生活は踊る」より】

ラジオでお悩み相談のコーナーがあると思うのですが、リスナーからのお悩みを私が勝手に答えてしまうというなかなか危うい企画です。

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(画像はsakuramanga.netより引用)

第1回目の今日は、7/27に放送された「ジェーン・スー生活は踊る」の相談は踊るから、相談をインターセプトしてしまいます。

 

相談者:さいみんさん

 

相談事:最近、怒鳴られることが多いです。接客業だから、怒鳴られることも給料のうちだと承知しています。しかし、怒鳴られることが続くと傷ついている自分がいます。怒鳴られても負けないメンタルが欲しい。何かアドバイスありますか?

 

私:怒鳴られるのは怖いし、苦しいですよね。さいみんさんは接客業ということで、温かいお客さんもいれば、ストレスをぶつけてくる様なお客さんも対応しなくてはならないと勝手ながらお察しします。

私の回答は、課題の分離をすることです。

おそらく、さいみんさんはお客さんの怒りを全て受けて、しっかり解決しようと頑張っていらっしゃる責任感の強い方だと感じます。

しかし、お客さんの怒りをさいみんさんがストレートに全部受けて、その課題を全て解決する必要は無いと私は思います。

 

先ほど申した「課題の分離」とはアドラー心理学の考えです。

お客さんが怒っているのはさいみんさんやさいみんの勤めている会社のせいでもなく、お客さんが自分の主張を通すために怒りを利用しているだけだと考えることができます。

ここでの課題は、さいみんさん側にあるのではなく、お客さん側にあります。

お客さんの方が自分の感情をコントロールする必要があります。

実際、さいみんさんは怒りを抱えていても、それを押し殺して冷静に対応することができますよね。

どんなにストレスが溜まっていても、怒りを相手にぶつけていい道理はありません。

お客さんが怒りを抑えないのは、さいみんさんを店員だからと下に見ていて、「こいつなら怒りをぶつけてもよさそうだ」という小賢しい考えからきていると思います。

だから、さいみんさんはその様に怒鳴るお客さんは「その程度の人間なんだ」と諦めて、課題を自分から切り離してください。

 

また、もう一つが、「自分は正しい、いい人間である」とあまり思わないことをおすすめします。

さいみんが悪い方ということではなく、「自分がいい人間」という思いに縛られると、「相手に嫌われてはいけない」という脅迫観念に襲われてしまいます。

「自分の中にも毒がある。」という、自身のダーティーな部分を意識すると、お客さんの敵意に対抗する強さが生まれてくることでしょう。

 

まとめると

①課題の分離をする。

怒りの原因はお客さん側にあり、お客さんの怒りを収めることはさいみんさんの課題ではないと認識する。その認識の元、お客さんの言いなりにはならず、さいみんさんの出来る範囲でお客さんに対応する。

②さいみんさん自身の中にある毒を意識する。

相手の敵意には、いい人間で対応するのではなく、毒を自覚した時に生まれる強さによって対応する。

 

以上です。

本家のジェーン・スーさんはさいみんさんの状況をパターン別に想像しながら、的確なアドバイスをされていました。