段階を踏ませてくれた
僕のライフストーリーを簡単に
0〜9歳 あんまり目立たない存在だった。
10〜12歳 勉強もスポーツ(特にドッジボール)もできて人気者になった。
12〜13前半歳 中堅の私立入学。スポーツも勉強もできて選民意識を持つ。
13後半 病気を発症。
14〜19歳 体力が急激に落ち、スポーツも勉強もできなくなって自分が嫌いになる。体の各所に麻痺が生じるようになる。
19〜21前半歳 大学生はキョロ充として生きる。この頃から足ばかりに麻痺が出るようになる。
21後半〜23歳 就活でメンタルを削られる。走るのがやっとという状態になった。
23 〜24歳 社会人時代。これまたストレスで心身共に削られる。仕事を辞めた2014年9月から2か月経った頃には歩けなくなっていた。
とまぁここまで発症してから11年。少しずつ症状が進み、自分を誤魔化ながらやってきたけど、とうとう歩けなくなる。
25歳 2度目の大学生になる。
24歳後半〜26歳後半 この頃は必死に杖を突いて歩いた。
この間お世話になった杖を紹介します。
1本目がチャッピーです。柄の部分が犬になっています。杖を買いに行ったら、店員さんに「まだ20代だから攻めた方がいいですよ」という言葉に押されて買いました。ちなみに名前は姉が付けてくれました。結構いろんな人にいじってもらえて、病院では「どこで買ったんですか?」と患者さんに声をかけてもらった。
2本目がヨーゼフです。チャッピーが1年くらいで折れてしまったので、また同じ店で杖を買いに行きました。チャッピーの3倍の値段しました。名前はFacebookで公募して決めました。50〜60件くらいみんなが名前を考えてくれて嬉しかった。ただ、残念ながら1年足らずで折れてしまいました。
3本目は今も使っているこの子です。柄の部分が犬じゃないので名前は付けていません。
27歳前半 歩く力が衰えて、手動車椅子になる。たくさんの人が僕を押してくれた。
27後半〜現在 電動車椅子になる。自由に外出できるようになった。まさに羽が生えたように。
振り返ればもちろん辛かったんですけど、僕が耐えられるように一段一段、段階を踏ませたくれたと思います。
もし、13歳の時に今の状態に突然なっていたら、心が耐えられなかっただろうし、初めての杖でチャッピーに出会えなかったら、外出することさえ出来なかったかもしれない。
僕は神さまを信じているから、このストーリーを神様が紡いでくれたと信じている。
これからも一段一段進ませてくれることを信じて。