take it easy!

現役教師でカウンセラー志望の男がゆる〜く語ってます

車いすの申請の方法について

街を歩いていると、杖を突いて頑張って歩いている方を見かけます。私も車いすに乗る前は杖を突いて歩いていました。

しかし、杖での移動は不安定で体力を消耗するため長距離の移動を諦めなければいけませんでした。電動車いすを手に入れてから、羽が生えたように自由になりました。

杖での移動に苦しみを抱えている方は電動でなくても車いすを手に入れて欲しいです。安定して移動できることが生活する上でとても大切です。

写真は手動車いすだった頃に友達との散歩の時に撮ったものです。

f:id:free_planet:20200531003848j:image

 

今日は電動車いすの申請方法について話します。

私は多発性硬化症を患っており、両脚が麻痺しています。2017年の9月に電動車いすを千葉県から支給してもらいました。ちなみに電動車いすの値段は約50万円でした。そして、千葉県は全額を負担をしてくれました。

そこまでの申請ルートを紹介します。

 

①リハビリ科の先生に診断をしてもらう。自分に電動車いすが必要か見てもらう。必要と判断されたら、役所に提出する書類(「この人には電動車いすが必要です」というもの)を書いてもらう。

 

車いすの会社に連絡して、自分用の車いすを設計してもらう(自分用に使う車いすはオーダーメイドのものにした方がいい)

そして、見積もり書を作ってもらう。

(私の場合は、リハビリ科の先生が車いす業者に連絡してくれて、病院に来てもらった。そこで、車いすを試乗した後に使いたい車椅子を選んだ。自分用の車いす製作のために寸法を測ってもらった。)

 

③役所の障害福祉課に書いてもらった書類と見積もり書を提出する。障害者手帳があれば級によって、負担額が変わります。

(私の場合は、申請前に障害者手帳を申請し直して、2級に上げてもらいました)

 

④役所の方から連絡があり、指定された場所で電動車いすの試乗をする。その際、車いすが必要かどうかの審査を担当する人と車いす業者が同席します。

 

⑤必要と判断されれば、一部また全額支援されて、車いすが与えられる。電動車いすの場合は自分用にカスタマイズしてもらう必要があるため、少なくとも2ヶ月は製作にかかるようです。

 

以上です。電動車いすを手にする前にお医者さんに「電動車いすになったら楽して歩かなくなるだろうから、歩行機能が衰えるのでは?」と不安を吐露しました。

すると、お医者さんは「外に出かけない方が歩行機能が落ちますから、電動車いすで外に出かけて、そこでリハビリするといいと思います」と答えてもらいました。

実際、電動車いすになってから活動範囲がドーンっと広がって、人生楽しくなりました。

もし、補助が出なかったとしても、高い買い物ですが、生活が劇的に楽になるので、ぜひ手に入れて欲しいです。