take it easy!

現役教師でカウンセラー志望の男がゆる〜く語ってます

あなたが未来へ踏み出すために

突然ですが、後悔することはありますか?

私はよくありました。特に、病気を患ってから病気になる前の行動を何度も後悔をしました。

「あの部活に入ってさえいなければ」

「この学校に入ってさえいなければ」

「自分の好きなこと、得意なことで勝負すればよかった」

ぐるぐる考えては心をすり減らすことが多かったです。考えても仕方ないのに、考えては苦しくなり、ストレスがたまる。この様に考えてしまうこと、特に日本人に多い様な気がします。

 

先日、『なぜかうまくいく人のすごい無意識』(梯谷幸司著 フォレスト出版)という本を読んでみると、人の思考パターンに過去基準未来基準があることが書かれていました。

簡単に言えば、過去基準の思考とは、「何が原因でそのことが起きたのだろう」と過去に言及して考えること。反対に未来基準は、「そのことが起きたのは(自分にとって)何の意味があるのだろう」とこれから訪れることを考える、まさに未来に焦点を当てた考え方です。

まさに私は過去基準で長い間病気と向き合い続けていました。病気になった原因を考えたところで何も変わらないのに。

しかし、未来基準で「病気になったのは、自分にとって何の意味があるのだろう」と考えれば、建設的な考えが浮かんでくる。

例えば、「障害者としてこの世界に影響を与えるため」とか、「この体にならないと分からないことを神が私に教えるため」といった考えが浮かんでくる。

この本に出会う前から私は過去基準から未来基準で病気と向き合うようになっていたが、それでも、病気を患ってから13,4年経ってからやっとその様に考えられるようになりました。それからは病気との向き合い方が楽になりました。

最近は料理を始めて、毎回失敗することがあるのですが、そこで後悔して投げ出さないで、何かしら作る。失敗しても意外と美味しかったりする。失敗から学び、経験値を貯めています。

 

もちろん、過去に立ち返り、反省することは大切でしょう。改善点を考えて次に生かせばいい。

しかし、変えられない過去を「なぜこんなことが起きてしまったのだろう」と後悔して、ぐるぐる考えても何も変わらないし、むしろストレスを溜め込むことになる。

たとえ辛い経験でも、その経験が自分にとって何をもたらすものなのかを考えて、次のステップへと昇華することができれば、その経験があなたにとってプラスになるのではないでしょうか。

 

なぜかうまくいく人のすごい無意識 [ 梯谷幸司 ]

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